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サルコイドーシスとは難しい病名ですが、ラテン語で「肉の様なものが出来る病気」という意味です。全身の様々な臓器に類上皮細胞肉芽腫と呼ばれる「肉のようなもの」が出来る病気です。肺・心臓・肝臓・腎臓・唾液腺・涙腺・皮膚・筋肉・骨・リンパ腺・眼・神経などあらゆる臓器が含まれます。発生頻度が多いのは眼・皮膚・肺です。サルコイドーシスと診断されても、治療をせず経過観察するケースが大半を占めるのもこの病気の特徴です。
無症状の場合には、自然治癒を待つのが一番いいと言われています。不必要なのにかえってステロイドを使用すると再発しやすいと言われています。しかし、症状が辛い場合、進行性の場合などはステロイド治療が必要です。特に眼、心臓にサ症がある場合には、待ったなしでステロイドを開始しなければいけない場合があります。
それから、ステロイド剤だけではコントロールが難しいような難治例、慢性例では、メソトレキセートとかアザチオプリンなどの免疫抑制剤も併用してステロイド剤を減量して行きます。