お問い合わせは TEL.054-281-2170
受付時間 平日午前9時~午後5時
病気の原因はまだ不明です。家族の中で発病が見られる遺伝的な背景を持つ場合と、そうでない場合(孤発性)で多系統障害型は多系統萎縮症となります。遺伝性の場合には、いくつかの遺伝子異常が明らかになってきており、今後その病態の解明や疾患の分類がされていくと考えられます。
多くの場合はろれつが回らない、歩きにくい、歩行時のふらつきといった症状で発症します。主な症状として、眼が揺れる(眼振)、話しにくい(構音障害)、ものが飲み込みにくい(嚥下障害)、指先の細かい作業がしにくい、手足がうまく使えない(協調運動障害)等の症状があります。小脳の障害でこの疾患の最も特徴的な症状です。病型によっては、立ちくらみや、ひどい便秘といった自律神経症状や、手足の力が入らない、手足の感覚が低下するといった症状、あるいはパーキンソン病とよく似た症状を合併することがあります。症状の進行には個人差があります。